書店には色んなビジネス本が並び、Amazonは色んなおすすめ本を示してくる。
キャッチーな本のタイトルや、やる気を刺激してくる帯に
「よし、勉強しよう!」
となるものの、いざ本が手に入ると、ずっと袋に入ったまま・・・
こういう体験をされた方、多いのではないでしょうか。
(私は何度もありますw)
今回は、社会人の勉強のハードルと対処法について書いてみたいと思います^^
社会人の勉強のハードル
学生時代より時間的制約が多い
社会人が勉強する上でのハードルの代表的なものとして、時間的制約があります。
学生時代も、アルバイトで忙しかった!とか、部活やサークル・学生団体の活動が大変!とか、もちろん人によって色々あるとは思います。
ただ、一般的には社会人の方が、自分のために自由に使える時間が少なくなる傾向があります。
仕事の時間はなかなか減らない一方で、家事や育児等々、仕事以外にもやるべきことが目白押しのため、勉強の時間を確保することが大きなハードルになることが多いですね。
時間的制約からくる、精神的な焦り
さらに、学生時代に比べて時間の制約が強くなることは、精神的な焦りも引き起こします。
「明日の会議の準備しないと…」
「洗濯物回してからお皿洗って、部屋も片付けないと…」
「買った本読んで勉強しないと…」
「ああでも早く寝ないと…」等々、
時間がないと思えば思うほど、目の前のことに集中することが難しくなり、あれやらなきゃこれやらなきゃで頭がいっぱいになります。
『脳のルール(Brain Rule)』のジョン・メディナ氏によると、マルチタスクの状態では間違いの確率がシングルタスク時と比べて50%以上も高くなるそう。
つまり、複数のやることが頭にある状態で取り組むと、かえって効率が悪くなってしまうのだとか。
そんな状態にいると、やらざるを得ない家事にかかる時間が普段以上に長くなり、最終的には「勉強のためにまとまった時間を取ることは難しい」と考え、やらなくなってしまったりします。。
(自分で書きながら耳が痛い。。私もめちゃくちゃ経験者です^^;)
社会人の勉強のハードル、どうやって乗り越える?
時間的制約への対処法
社会人の時間的制約が大きいという傾向自体は、勤め先の就業制度や家庭環境等による場合が多いため、自力ですぐに変えるのは難しいです。
そこで重視したいのは、自分の中での「勉強にかける時間」のまとまりの概念を変えること!
例えばこんなこと、心当たりありませんか?
- 学生時代、試験前には「〇時間勉強した」と、時間をどれくらいかけたを重視していた
- 10分しか勉強できないなら、別日にまとめて30分した方が良いと思う
- 短時間の勉強だと、勉強した気にならない
一つでも当てはまる方は、自分の中での「勉強にかける時間」の捉え方を変えるだけでも、勉強のハードルを乗り越えられる可能性が高いです。
「勉強にかける時間の捉え方」を変える方法
方法はとってもシンプル。2つのことを実践するだけです。
① 10分単位の勉強を、勉強にかけた時間として認めてあげること!
② 10分勉強している時は、他のことは考えないこと!
これだけ(^^)
①10分単位の勉強を、勉強にかけた時間として認めてあげる
友達に「え、仕事終わり勉強してるの?凄いね!どれくらいしてるの?」と言われた時、「いやいや、、10分だけなんて勉強のうちに入らないし…」と言いたいのをぐっとこらえてみて下さい。
そして、自信を持って「コツコツ10分やってる」と言いきるようにしてみましょう。
この10分を勉強の時間として自分で認めてあげることで、自分の中での肯定感が積み重なって自信になり、気持ちを安定させてくれます。
色んな家事があるから、、とマルチタスクで焦っていると、勉強の時間なんてとれない!と考えがちですが、「10分だって立派な勉強時間」「10分確保しよう」と考えるようにすると、勉強のハードルが随分と越えやすい高さにまで下がってきてくれます^^
②10分勉強している時は、他のことは考えない
とはいえ、「10分勉強している」と周りに言ってるのに、そのうちの数分は携帯を触ってました、というのでは、やはり「勉強した」と気持ちよく言い切れないですよね。
この10分は、他のことは考えないことをおすすめします!
「ほかのことは考えないぞ・・!」「集中するぞ・・!」と力み過ぎるとかえって逆効果。他のことを考える機会を減らす環境を作ってみると良いですよ^^
たとえばこんな実践方法があります。
- スマホの電源を切る
- 勉強する際に、視界に入るものを減らす
- 耳栓をする/集中力UPのBGMを小さくかける
当たり前のようなことばかりですが、実はそれが難しかったりします。
まずはこれらの方法を実践してみてくださいね。
10分の勉強でできること
時間の捉え方を変えるのはわかったけども、10分の勉強にはどれほどの効果があるのか、と思われる方もいるかもしれません。
ということで、10分の勉強でできることってどんなものがあるのか考えてみましょう。
例えばこんなことがありますね。
- 読書5~10ページ程度
- 問題集1ページ程度
- スピーチ、プレゼンの予行練習 1~3回程度
- 暗記物5~10個程度
どんなものを、どんな風にやるのか、によってもちろんできることは違いますが、確実に新たなことを学んだり、知識を定着させるための勉強ができます。
1日で考えると、たったこれだけ、と思うかもしれませんが、上に挙げた例を毎日コツコツやった場合、1週間だけでこんなに勉強できます。
- 読書35~70ページ程度
- 問題集7ページ程度
- スピーチ、プレゼンの予行練習 7~21回程度
- 暗記物35~70個程度
読書5ページであっても、得られる情報ってたくさんありますよね^^
ましてや35ページともなると、確実に読む前より新しい知識を得た、と言えるのではないでしょうか。
続けるためのポイント!合言葉は「自分に優しく」
ここで一つ、続けるためのポイントをご紹介します。
それは、「自分に優しく」を合言葉にすること(笑)
ここまで言ったことと矛盾すると思う方もいるかもしれませんが、社会人の皆さんが10分の勉強の時間を確保するのは、とはいえ難しいことです。
できない日だってあると思います。
疲れ果てていて、なんでこんなに働いてるんだろう、と怒りがこみあげてくる日もあれば、仕事を終えた途端涙が出たりする日だってあると思います。
そんな時は、合言葉「自分に優しく」を思い出してください。
毎日、完璧にやる必要ないです。少しでも勉強の習慣を取り入れているだけでも大きな進化です。何もしていなかった頃の自分より、確実に成長していますよね。
立派に毎日できた自分だけを認めてあげる、なんてことなく、
毎日できないけどやろうともがいている自分のことも認めてあげて下さいね^^
おわりに
何も勉強しない場合と、少しでも勉強した場合では、長い目でという感想や、見た時に確実な違いが生まれてきます。あなどるなかれ、ですね!
このブログを参考に勉強し始めた!、
やってみたけどやっぱり難しい…!等々、
感想でも相談でもいつでも大歓迎です(^^)
お気軽にご連絡くださいね♪ではまた~